つばさ会訪韓団の帰国報告

つばさ会は、大韓民国空軍戦友会(韓国空軍戦友会)との交流事業として平成22年9月26()から929()にかけて韓国を訪問しました。今回の訪韓は第4回目で、村木鴻二会長をはじめ12名の会員が参加して、韓国国軍の記念日行事見学、「天安艦」研修、第20戦闘飛行団の研修などを行いました。

9月26日に金浦空港に到着。木村防衛駐在官及び韓国空軍戦友会のイ・ムンホ事務総長等の出迎えを受け、宿舎の空軍会館に向かいました。チェックイン、荷物整理後、一行は早速、ソウルタワー、記念行事の実施される景徳宮、そして大統領官邸(青瓦台)を見学しました。

 
 青瓦台前にて

翌27日には「天安艦」の研修、瑞山基地の第20戦闘飛行団の部隊訪問を行ないました。

   
 天安艦を研修する訪韓団一行  部隊のブリーフィング
   
盾の交換  昼食会(基地将校クラブ) 

  部隊訪問後は水原ツアーを行い、朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代の城(邑城)海美邑城(ヘミウプソン)や最古級の建築物として国宝に指定されている『大雄殿』などの伽藍を有する仏教寺院、修徳寺(スドクサ)を見学し、韓国の歴史を学びました。

   
 海美邑城前にて  お坊さんの話を熱心に聴く一行


 28日は『国軍の日』行事に参加しました。通常「国軍の日行事」は、大田(テジョン)にある陸海空軍本部閲兵場にて行われますが、今年は朝鮮戦争勃発60周年であることからソウル(光化門広場:日韓併合100周年に当たり修復されたソウル中心部の門)にて行われました。928日は朝鮮戦争で韓国・国連軍が、朝鮮人民軍によって占領されていたソウルを奪還した日であり、今年はこの日に特別行事として「国軍の日行事」が行われました。

 式典に先立ち、国連軍として参加した国々パフォーマンスが繰り広げられ、式典では、李明博大統領のスピーチ、大統領優秀部隊長表彰などが行われた後、朝鮮戦争をイメージさせる演舞が演じられました。式典終了後、F-4の編隊や韓国の国産超音速練習機T-50で編成された韓国空軍アクロチーム「ブラック・イーグルス」がソウル市上空を飛行しました。(式典は撮影禁止のため映像はありません。)

   
 国連軍参加の国旗を掲げた会場入り口  式典に臨む日韓両会長
   
トルコ陸軍   韓国空軍アクロチーム「ブラック・イーグルス」

 戦争記念館には、戦争の歴史と兵器が展示されており、この中には、天安艦を沈めたといわれる魚雷や、韓国空軍の超音速練習機T-50のモックアップ等も展示されています。

   
天安艦を沈めた魚雷  T-50(モックアップ) 

夕方には韓国空軍戦友会主催の歓迎晩餐会が空軍会館ホールで開かれ、韓国側からは歴代空軍参謀長、歴代駐日武官経験者等も出席され、空軍バンドの軽音楽演奏が雰囲気を盛り上げる中、日韓双方が親睦を深めるとともに旧知の間柄の参加者が旧交を温める機会となりました。

   
キム・ホンネ会長の歓迎挨拶  両会長による盾の交換 
   
会場全景  記念写真 

 最終日の29日には、南北朝鮮の軍事境界線にある板門店を訪れ、板門店に関するブリーフィングを受けた後、施設等を見学しました。

   
板門店  青の建物は共同管理、後方は北施設 
   
中央(MP)が軍事境界線  イムジン川(対岸は北朝鮮) 

  以上、3泊4日間の短いツアーでしたが、天安艦研修、第20戦闘飛行団の視察等を通じ、韓国のおかれた厳しい国際環境の状況を肌で感じるとともに、史跡、空軍博物館等の見学等を通じ、韓国の歴史についてより深く理解することができました。

 今回の訪韓はキム・ホンネ会長はじめ韓国空軍戦友会の多大な支援で可能となったものであり、この訪問を通じて韓国空軍戦友会とつばさ会の絆が一層強いものとなりました。また、防衛駐在官 木村 洋1空佐には韓国滞在中、大変お世話になりました。改めて厚くお礼申し上げます。