自衛隊レポート by n-alfa


 
 岐阜基地航空祭

 平成221024()、岐阜基地航空祭が開催され、約135千人(主催者発表)の観客が集まりました。今年の見ものは、なんと言っても初めて公開されるXC-2でした。
   飛行開発実験団(飛実団)恒例のオープニングフライトと異機種大編隊は、今年は更にパワーアップして、気合とアイデアを感じさせるフライトを披露してくれました。

今年は、飛実団の試験飛行操縦士課程(TPC)開設40周年に当たりますが、未知への挑戦を使命とし、空自装備品の研究開発、装備化に大きな貢献をしてきたことを付け加えておきたいと思います。

 オープニングフライトは まずは、T-7を皮切りに、F-2F-15F-4が離陸。それぞれ単機での機動の後、低速のT-7を先頭にF-15F-2がウィングマンに付いて編隊で進入をしました。これはF-15が高迎角で必死にポジションをキープする一方でF-2がフライバイワイヤ(FBW)制御(MLC)で余裕の飛行を行うのが見物。飛行制御技術の進歩を実感できるマニア受けする飛実団ならでは異色編隊でした。その後はF-2F-4が対地攻撃プロファイルを披露、F-15が縦横無尽に飛びまわりました。C-130は普段は見ることができない不整地着陸のデモを行いその多用途性をアピールしました。

岐阜基地の呼び物、異機種大編隊はC-1をリーダーにT-4F-2F-4F-15の約10機の編隊です。異なる隊形で3回、基地上空を航過飛行。1回目は9機の傘型隊形、2回目は10機のデルタ隊形、3回目は最初Y字隊形で進入、次にT字隊形、最後はA字隊形で離脱するDフライトでした。異機種の編隊は、それぞれ飛行特性や空力特性が異なるために同機種での編隊に比べてポジション・キープが難しいところを理解して見ると、その価値が良く分かります。午後は、待望のブルーの演技。巨大なXC-2と上空を飛ぶブルーインパルスの白い航跡の構図は今年の岐阜基地ではじめて見られた光景でした。

  前夜祭の模様

(永田 辰男 記)

   
T-7 F-2(試作1号機)
   
F−15J F−4EJ
   
プロペラ機とジェット機の異機種編隊 高迎角のF−15に注目
   
機動飛行(F−15) 機動飛行(F−2)
   
C−130 不整地着陸
   
異機種大編隊(傘型隊形) 異機種大編隊(デルタ隊形)
   
異機種大編隊(3D隊形) 同左
   
C−1FTB 同左
   
BI 同左
   
XC−2とBI 同左