本文へスキップ

つばさ会は航空自衛隊の諸行事・諸活動への協力・支援等を行う空自OB組織です。

電話/FAX: 03-6274-8644

〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9番7号
ZEEKS四谷坂町ビル 3F つばさ会本部

カンボジア見聞録


                            H28.10.15
 新シリーズ
 カンボジア見聞録 29(隣国との国境)(完)

                       カンボジア在住
                       柴田幹雄

☆---------------------------------------------------------------------☆

4 国境の町ポイペト
 タイとの国境問題について書いてきたが現在タイとは当然友好関係にある。タイとカンボジア両国で、国境の地雷帯も逐次処理をして、タイ・カンボジア共同事業で経済特区を設ける話も進んでおり、JMASも将来国境地帯の地雷処理にも参画したいと思っている。そんなこともあり、国境の町ポイペトにも足を延ばした。
 町の中心部につくまではほかの中都市とそれほど変わらないが、検問所に近づくにつれて国道5号線の両側にたばこや土産物などを売っている店が多くなる。それらの店ではタイのバーツも使える。写真にある駐屯地の警衛所みたいな建物がカンボジア側の検問所。そのすぐ向こうにタイの国旗が立っていてその間が国境である。この手前に出入国の手続きをする建物もあり、欧米系の観光客らしい人たちが並んでいる。カートを押していくおばちゃんも、バイク、ツクツク、トラック、そして観光客を乗せたマイクロバスもタイへ行く。出国側だからか、それらは検問所で止まりもせず通過していく。タイから入ってくる方は係官が何かチェックしているようだがそれほど時間をかけていない。パスポートだけでなく行き来する業者など通行証のようなものを持っているらしい。
 タイ側から来て検問所を過ぎると、このアンコールワットを模した門に出迎えられる。看板には「ようこそ」とか「歓迎」といった言葉はなく「カンボジア王国」とあるだけ。あるカンボジアのガイドブックには、本の最後におまけのようにポイペトの紹介がある。「大型トラックが土埃を巻き上げて行き来し、活気はあるが見どころもなく、郊外にはまだ数多くの地雷も残っているので・・・」ということであまりお勧めではないようだ。こちらとしては地雷が残っているので来る価値があったのだけど。
 埃っぽい道に、制服風超ミニのタイトスカートの若い女性グループが歩いてきた。クメール女性はスタイルがいいから何を着ても見栄えがする。カジノのスタッフだろう。残念ながら写真はない。国境の町ポイペトにはカジノが多く、ゴージャスなホテルから一見日本のラブホテルかと思うような建物まで並んでいる。それらのカジノは外国人専用でタイ側からは簡単な審査のみで入れる。カンボジア人は入れない。タイでは禁止されているのでバンコクからポイペトまでカジノツアーバスを仕立ててカモ、いやお客がやってくる。クメール女性のミニスカートと一獲千金の夢を見ている観光客やタイのお金持ちから、カンボジアはしっかり稼いでいる。

 隣国といろいろ摩擦はあるにせよ、カンボジアとタイはASEANの主要国として協力して発展していかねばならない。JMASも少しでもカンボジア発展の力になれればそれに越す幸せはない。」(この稿、終わり)



                      つづく?

☆---------------------------------------------------------------------☆



              

つばさ会トップページ



柴田幹雄氏


見聞録29
見聞録28
見聞録27
見聞録26
見聞録25
見聞録24
見聞録23
見聞録22

見聞録21
見聞録20
見聞録19
見聞録18
見聞録17
見聞録16
見聞録15

見聞録14
見聞録13
見聞録12
見聞録11
見聞録10
見聞録09
見聞録08
見聞録07
見聞録06

見聞録05
見聞録04
見聞録03
見聞録02
見聞録01