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カンボジア見聞録


                            H28.10.10
 新シリーズ
 カンボジア見聞録 24(隣国との国境)

                       カンボジア在住
                       柴田幹雄

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2 隣国との関係から見るカンボジアの歴史
 カンボジアはかつて9世紀から13世紀までクメール王朝が栄え、ベトナム南部メコン川流域から現在のラオス、タイをも含む広大な地域を支配していた。 (右地図の赤い部分:wikipedia)
 しかし13世紀後半からシャム(タイ)のアユタヤ王朝の侵攻を受け、国力が衰退していく。1795年にはバッタンバン州、バンテイメンチェイ州、シエムリアップ州などをタイ領に編入されてしまう。さらに19世紀に入るとタイ、ベトナム両国からの侵略をうけ両側から侵食され2か国に隷属する形になった。たまりかねたカンボジアは当時東南アジアに利権を求めつつあったフランスの保護を求め、保護条約を結ぶ。両国からの圧迫からは逃れたものの、結局タイを除くインドシナ半島はフランスの植民地とされ仏領インドシナとなる。そのおかげでと言うと皮肉な言い方だが、フランスの圧力でバッタンバン州などカンボジア北西部の州は仏領インドシナに返還され、形としてはカンボジアに戻った。
 1940年フランスはナチスドイツに降伏して、ビシー政権ができ、いわばフランスは枢軸国側になった。これを受け日本は仏印進駐を行い、カンボジアにもフランス軍と共に日本軍も駐留していた。当時日本を除くアジア唯一の独立国であったタイは1940年11月、仏領インドシナの一部であるカンボジアやラオスに侵攻し領土をめぐり仏領インドシナとの間で紛争が起こった。日本が仲介に入って調停(東京条約)を結んだが、その際バッタンバン州とシエムリアップ州がタイに割譲された。当時タイは日本と攻守同盟を結び枢軸国として日本に協力していた。


                      つづく

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