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カンボジア見聞録


                            H28.08.30

 カンボジア見聞録 19(食について)

                       柴田幹雄
                       カンボジア在住

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コンポンチュナンの隠れ家的レストラン
 プノンペンから2時間ほどのところにコンポンチュナンという中都市がある。ここでJMASの教官が不発弾処理の教育をしているので時々訪問する。先日JMASのカンボジア人スタッフたちの夕食に加えてもらってあるレストランへ行った。ホテルを出て郊外へ向かいやがて林の中の細い道に入る。少し行くと明かり見え、車は止まったがレストランぽい雰囲気ではない。明かりがついているところはやや大きめの小屋といった感じで回りはビニールシート、屋根はトタン張りで、庭の反対側には茅葺の吾妻家風の建物が2〜3ある。隠れ家的レストランと言うと聞こえはいいが、何十年か昔の陸自の演習場の片隅にあった資材置き場用の仮小屋といったところで、野趣満点。母屋はしっかりしたつくりの建物で、料理はそちらから運んでくる。料理はよかった。タレに付け込んだ牛肉の炒めものは、甘辛い味が日本人の口にも合い言うことなくおいしい。もう一つは牛干し肉のから揚げ。少し分厚いビーフジャーキーを揚げたような感じのもの。胡椒の香りが強く、手で肉を割いて口に入れ、噛むうちにピリッとした胡椒の刺激の中に肉のうまみが出てくる。カンボジア産の人気ビール、アンコールビールで胡椒の辛みを胃に流し込んでまた次のつまみを口に入れる。ビールは十分に冷えているが、なぜか皆さん大きな氷の塊をビールのグラスに入れて飲む。カンボジア流ビールの飲み方である。

 そしてメインは鍋料理。牛をベースにしたスープで、薄切りの牛肉をすりおろしニンニクでまぶしてある皿が出てきた。「しゃぶしゃぶです。でもちょっと肉はかたいです。」とのこと。確かに歯ごたえはあるが肉の味を楽しめる。鍋の野菜はセリのようだ。おひたしにする日本のセリと同じ味で、これが牛ベースのスープに不思議と馴染んでいる。そして次に入れたのが大きな湯葉である。豆乳からできる湯葉をから揚げしたものらしく、30cm四方位の大きさの湯葉を手でバリバリと割って鍋に放り込む。この湯葉もセリも山盛りの塩胡椒にレモン汁を絞って入れた小皿につけて食べる。湯葉も日本で食べたのと同じ味で、胡椒風味が少しエキゾチックな雰囲気も加わるがとにかく懐かしい味と食感だ。また鍋には麺もかなり入っており、食べごたえは十分。本日の鍋奉行の通訳A君が私の小鉢に鍋の中から拳ほどの塊を入れてくれた。豚足というか豚ひじというか関節部分だ。十分に煮込まれていてスープの味もしみ込んでこれはおいしい。レモン胡椒を付けつつかぶりついた。骨だけ残してきれいに食べた。あとで聞いたらその骨の切り口から骨髄をすすると最高だとのこと、次は試してみよう。


                      つづく

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