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カンボジア見聞録


                            H28.08.25

 カンボジア見聞録 18(食について)

                       柴田幹雄
                       カンボジア在住

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カンボジアのちょっと変わった食べ物(続き)
 さてお待ちかね?次は虫です。「虫食べるの?やだー」という人は飛ばしてください。私は長野県飯田市の生まれ。長野県は海なし県で、5〜60年前まで海のものと言えば塩漬けのイカだった。鯉など川魚はあるがどうしても動物性たんぱく質は不足気味になる。昔から長野県ではイナゴや蚕のサナギを食べていた。蜂の子(スズメバチ、あしなが蜂の幼虫)など高級食材で、ごはんに炊き込んだ蜂の子ごはんを食べた記憶がある。イナゴやサナギの外殻はキチン質でエビ、カニの殻も同様。グルコサミンを多く含むがイナゴを食べて美肌になるかどうかはわからない。

 イナゴも蚕のサナギも甘辛く煮て佃煮のようにして食べる。味は昆虫の独特の味でオキアミの干したのに似ているかもしれない。歯ごたえも結構あり、キチン質の外殻はエビフライのしっぽみたいだからよく噛む必要はある。イナゴなどは陸にいるエビだと思えばよろしい。蚕のサナギは外殻もそれほど固くないから食べやすい。これから成虫になるのだから身は詰まっている。

 昆虫料理はカンボジア観光の紹介にはよく出ている。長野県の比ではない多種の昆虫だ。昆虫を食べるのは主として貧しい田舎の人たちだけという人もいるし、いやビールのつまみによく食べるという人もいる。田舎へ行くと田んぼや畑のところどころに2m四方位の白いビニールや布が張ってあるのを見かける。これに明かりを当て集まった虫が下にある水たまりに落ちたのを捕まえる。

 出張途上で寄った田舎のレストランの駐車場でコオロギと蚕のサナギを売り歩く女性が近づいて来た。サナギを一つつまんで食べてみたが昔食べたのと同じ懐かしい味だった。別のおばさんは、大きく真っ黒な蜘蛛(タランチュラの一種)の揚げたのをかご一杯にのせて売っていた。足元のバケツから生きているのを見せてくれた。これは試食をご辞退した。ほかにゲンゴロウやタガメも売っている。ゲンゴロウはかなり苦いらしい。

 ゲテモノ系?が続いたので、私のお気に入りの一つクロランを紹介する。直径10cm長さ25cmくらいの竹筒の中にもち米と少量の小豆を入れ蒸し焼きにして作った料理。蒸しあがったら焦げた竹の皮そぎ落とし、手で筒を剥がして食べられるようになっている。一見赤飯のようなもので、食感はチマキに似ている。ココナッツミルクの風味と少しの甘みがあり、噛むほどにふくよかな甘さが口の中に広がる。これは売っているのを見つけたらまた買いたい。おやつには十分すぎるボリュームがある。

                      つづく

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