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カンボジア見聞録


                            H28.07.10

 カンボジア見聞録 7

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 早朝から始まった新郎側の行列が終わると隣の天幕へ三々五々移動して朝食。その後結婚式である。式は金色の刺繍の入った白い上着を着た二人の祭司の進行でおこわなれ、花で作ったレイの交換や、民族舞踊団の踊り披露など次々と伝統行事が続く。写真の「髪切り」は重要なパートである。まずそれぞれの両親が後ろへ回り新郎新婦の髪を切る動作をし、その後鏡で本人たちに確認させる儀式で、悪霊払いの意味があるという。また女性は人生の大きな転機に髪を切る風習があり、最近まで式で実際に髪を切っていたという。

 次の儀式は新郎新婦にご祝儀を渡し、手首に赤い吉祥糸を結びつける。このとき新郎新婦は床に並んで横座りし、膝の前にあるクッションに肘をついてお守り刀を二人で捧げ持つ。親戚知人が次々に二人の手首に吉祥糸を巻き付けたのち、その手に赤いご祝儀袋を持たせる。私たちはたまたまプノンペンのイオンで日本の少し豪華なご祝儀袋を見つけたのでそれにドルを入れて、そのご祝儀袋を持たせた。肘をついて刀をささげ持っている手に押し込むように持たせるのだが、やがて手のひらいっぱいになるとご祝儀袋は介添えが回収する。ただ私たちの日本製ご祝儀袋は珍しいためかずっと招待者側から見えるように最後まで残されていた。その後も檳榔樹の花をまいたり子孫繁栄や将来の幸せを願う儀式が次々と行われた。昼過ぎまで儀式が続いてお開きとなり、朝食を食べた天幕へ移動して昼食をとった。ここで参列者は解散して一度自宅へ帰り、家内は洋服に着替え二人で夕方6時からの披露宴にでかけた。

 披露宴は市内の披露宴会場で行われるたが、大きな体育館ほどのスペースで、10人掛けの円卓が約60卓ほどあった。披露宴は単純で、三々五々到着する出席者は順に円卓に座りその円卓が満席になると料理が運ばれてくる。新郎新婦は入り口でお客を迎え、途中から入場してくるがまだ席は半分くらいしか埋まっていない。新郎、新婦の席が正面にあるわけでなく正面のステージではバンド演奏に合わせて歌手が歌い続けている。挨拶もスピーチも何もなく、お客はただ運ばれてくる料理とお酒を楽しむ。席もほぼ埋まったころダンスが始まり私たちも引っ張り出された。新郎、新婦も踊っている。周りの人を見ながら踊っていたら真っ赤なドレスの少し色っぽいお姉さんと目が合った。彼女がにっこり笑って近くへ寄ってきて手の動きやステップなど教えてくれて一緒に踊った。帰りがけ、招待状に同封されていたご祝儀袋にお金を入れて募金箱のような容器に出して終わり。新郎新婦に見送られ会場を後にした。なかなか楽しい披露宴だった。

                      つづく

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柴田幹雄氏


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