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                                      つばさ川柳紹介             


1 つばさ川柳の発足とその後

  昭和52年、「つばさ会だより」の幅を広げるとともに、趣味の欄を設けて会員相互の親睦を図ることを狙いに、だより編集部から夷塚孟彦氏に「川柳欄」開設の要請がありました。

  「だより第11号」誌上で募集が掲載され、昭和53年の第12号に7名の応募があって、川柳欄が初掲載されました。担当者は夷塚孟彦氏と森孜郎氏。その後夷塚氏が単独で選者になりました。
  
  以来30年余、陸・海にないOB誌の川柳欄として、元統幕議長や空幕長を始めとする錚々たるOB諸氏や会員の奥様そして「ともしび会」の会員までもが参加されておられました。

  つばさ川柳子には、川柳作句の経験者や意欲のある方が多く、一言居士も居られ、賑わったようです。 
  当時、時事川柳として社会的に話題となった作品「老人は死んで下さい国のため」は、つばさ川柳子の宮内可静氏の句でした。
 
  平成10年、病を得た夷塚氏から願法氏に選者後継が命ぜられ、以来現在に至っています。

  経済の高度成長期の頃は社会構造の変革が激しく、価値観や生活様式の多様化が進みました。個人の趣味の世界でも、ゴルフなどの野外型を含めて豊かさを追求して多面化してきました。結果、川柳という文芸調の頭脳的趣味は軽んじられるようになってきたようです。つばさ川柳子も減数傾向が生じました。

  その後、経済が低成長の坂を下り始めると、世を拗ねたようなサラリーマン川柳などが生まれ、盛んになってきたのも皮肉な現象と言えます。


2 つばさ川柳の求めるもの

  当初は、それぞれ一家言を持つ空自OBの猛者達による川柳でしたから、先述の宮内氏の句のように、時事川柳的な要素が多分に匂う五七五であったようです。しかし、次第に人間性追求の伝統川柳尊重の考え方が理解され浸透して、文芸同好会にふさわしい内容に落ちついてきたようです。
    
つばさ川柳としては、創設者の意志を継承しつつ、空自OBの誇りを持ち得る伝統的な人間を詠む川柳調でありたいものです。そして句の上手下手を論ずるのではなく、心の豊かさを求めるべきものです。

  川柳は、俳句と同様に、日本人の心象を素直に表現する十七音字の世界です。主観・客観の差はあるかも知れませんが、決して小難しい理論理屈で構えるのではなく、通常の平易な言葉で表現をし、また読み解き、楽しむ、遊びの場であれば良いのです。


3 川柳欄の内容


  現在のつばさ川柳欄は、自由吟(雑詠)と課題吟を掲載しています。
創設以来、掲載句は自由吟だけでしたが平成17年第93号からは課題欄を設け、所謂競吟の場を採り入れました。

  自由吟は、日常茶飯の中で感得した事象に対する作者の思いを句にするものです。初心者の場合は、ややもするといま流行のサラ川紛いの句であったり、唯事実を述べるだけの説明調であったりしますが、しばらく指導を続けると、作句の要領や言葉の選び方を会得されます。

  課題句では、原則として指導による添削はしません。投句2句の内から選者の判断により1句を選び、その優劣を求めて順を示します。これにより課題の捉え方や句姿の理解に供し得ればと願っています。


4 投句者の内容

  平成24年現在、お仲間は90歳の長老から65歳の若者(?)まで、九州から青森にまで居られます。
  年々の自然減は致し方ありませんが、皆さんお歳を召されてお体の不自由を訴えたり、入退院を繰り返されたり、気力の衰退を案じたりしつつも、川柳を続けておられます。かく在りたいものです。それが川柳作句の良いところなのでしょう。

  ただ、新規の参加者が目立って少ないのが問題と言えます。これは、つばさ川柳に限らず世の川柳界全体にも言える現象です。所謂団塊の世代以降が、この種趣味のサークルに参加されなくなっております。決して老人クラブではないのですが、何故か、断層があるようです。

  川柳に年齢は全く関係ありません。空自という組織に馴染んだ体質は、一般社会の人とは異なります。それでも退官後の社会人生で目の開く部分も多く、新鮮な人間観察による川柳感が素直に発露されて、皆さん、素晴らしい川柳を作っておられます。


5 応募・投句の要領

  投句は葉書でも手紙でもまたメールでも結構です。
  これらの内、少し推敲を加えた方がよいと見られる方には、手紙なりメールでアドバイスを差し上げています。

  極端な話、「てにをは」の助詞一つで句姿が変化するものです。あるいは句中の語句の位置を入れ替えてみたりすることで、句が生まれ変わることもあります。そんな面白さも実感できる筈です。

 挑戦される方を、いつでもお待ちしております。


6  投句メールあて先

   投句は、以下のメルアドまで。お待ちしています。


 メールはこちら 投句メールあて先:mail@tsubasakai.com




 会員の秀句集:120号(自由吟 課題吟)