つばさ川柳


1 つばさ川柳発足の経緯

     昭和52年、「つばさ会だより」の幅を広げるとともに、趣味の欄を設けて会員相互の親睦を図ることを狙いに、だより編集部から夷塚孟彦氏に「川柳欄」開設の要請がありました。

「だより第11号」誌上で募集をし、昭和53年の「だより第12号」に7名の応募で初めて掲載されました。担当者は夷塚孟彦氏と森孜郎氏。その後、夷塚孟彦氏が単独の選者となりました。

  以来30年、陸海にない川柳欄を持つ空自OB達のサロンとなりました。  平成10年には願法みつる氏が選者となり、現在に至っています。

2 つばさ川柳の求めるもの

  当初は、それぞれ一家言を持つ空自OBの猛者達による川柳でしたから、時事川柳的な要素が多分に匂う五七五であったようです。しかし、次第に人間性を追求する伝統川柳尊重の考えが浸透し、文芸同好会にふさわしい内容に落ちついてきました。
 
つばさ川柳としては、創設者の意志を継ぎつつ、空自OBの誇りを持ち得る、伝統的な人間を詠む川柳調でありたいと考えています。通常の平易な言葉で表現する十七音字の心の世界です。誰でもが飛び込めて、言葉選びを愉しむ自分自身の場です。

3 川柳欄の内容

  「つばさだより」に一時、「川柳勉強」と「川柳後記」も載せていました。これは川柳初心者への勉強資料を提供することとともに、つばさ川柳が求める姿を訴える狙いでしたが、「つばさだより」の充実とともに誌面の制約が生じ、現在は掲載しておりません。

   平成17年第93号からは「課題欄」を設け、いわゆる競吟の型を採り入れました。最初は「翼(つばさ)」であり、以来あいうえお順の課題を掲げています。第106号の課題は「すれすれ」でした。この欄で、秀句を求めて三才五客佳作の順を示すことで、句の優劣や姿の理解に供し得ればと願っています。

4 投句者の内容

  今年、平成20年5月5日、創設者の夷塚氏が89歳で急逝されました。つばさ川柳は高年齢者の多い同好会ですが、皆さんお年を召されてお体の不自由を訴え、気力の衰退を案じつつも、川柳を続けておられます。それが川柳作句の良いところなのでしょう。

投句者数は、だいたい総勢は二十数名という一定数にあるのは不思議です。器に合っているのかも知れませんが、新生つばさ会となった今は、更なる増勢を希望しています。

87歳を長老から61歳の若手(?)まで、青森から九州までのつばさ会員が参加して頂けるのは嬉しいことです。この中には、各地方の川柳界で名を馳せて居られる方もあり、また全国誌でも時々お名前を見つけることがあります。

川柳に年齢は全く関係ありません。空自という組織に馴染んだ体質は、一般社会の人とは異なります。それでも退官後の社会人生で目の開く部分も多く、新鮮な人間観察による川柳感が素直に発露されて、皆さん、素晴らしい川柳を作っておられます。

5 応募・投句の要領

     投句していただける方は葉書でも手紙でもまたメールでも結構です。現在メールで投句してこられる方は、11名に及びます。

これらの内、投句分について更に推敲を加えた方がよいと見られる方には、手紙なりメールでアドバイスを差し上げています。

川柳は「てにおは」一つで句姿が変化するものです。あるいは句中の語句の位置を入れ替えてみたりすることで、句が生まれ変わることもあります。そんな面白さも実感できる筈です。  

6  会員の秀句集(クリックしてください)

 メールはこちら 投句メールあて先:mail@tsubasakai.com

付記

  願法みつる氏は平成3年12月に航空教育集団司令部で退官され、現在は「つばさ川柳選者」のほか、所沢川柳会会長など幅広く川柳活動中です。

その他、飯能川柳会会員、埼玉川柳社事務局長、埼玉川柳協会理事、文芸所沢誌選考委員も務められています。