6 幹部学校航空研究センター(仮称)構想
防衛力の役割及び航空自衛隊を取り巻く環境の変化に対応し、将来にわたり各種事態に的確に対応し得る航空防衛力の整備・運用に資する研究態勢を構築するため、幹部学校航空研究センター(仮称)を平成26年度中に新設すべく予算要求しているところです。具体的には、幹部学校研究部を母体として、航空教育集団司令部教育部研究課及び各術科学校研究部を整理し、幹部学校航空研究センター(仮称)に部隊の運用等に関する調査研究機能を集約するとともに、幹部学校研究部、航空教育集団司令部教育部研究課及び各術科学校研究部のうち、教育訓練に関する調査研究機能については、幹部学校教育部、航空教育集団司令部教育部計画課及び各術科学校第1教育部にそれぞれ移管していきます。新設する幹部学校航空研究センター(仮称)には、研究の企画管理、ドクトリンの研究、戦略理論の研究、事態対処の研究(教訓の収集)の機能が付与されるほか、外部に対する情報発信の機能も持たせる計画です。
7 最後に
航空自衛隊の最高学府として、実効的な対処力を備え、活力に溢れ、強い絆で結ばれた現場を構築してくれる、頼もしく、かつ逞しい幹部自衛官を育成するとともに、将来の航空自衛隊を担う人材の育成に、今後も最大限の努力を傾注していく所存です。また、基地設置の目的に立ち返り、目黒に航空自衛隊があって良かったと言われるような基地を目指して、更に尽力しますので、御支援、御協力をお願いし、話を終わります。
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