2008航空観閲式(自衛隊記念日記念行事)

 平成20年度航空観閲式が10月19日(日)航空自衛隊百里基地で実施されました。観閲官は麻生太郎内閣総理大臣、主催者浜田靖一防衛大臣、実施責任者は航空幕僚長田母神空将、執行者航空総隊司令官永田空将、観閲部隊地上部隊指揮官中部航空方面隊司令官片岡空将で執り行われました。
   観閲式は11時から慰霊飛行で開始され、陸海空の16機種25機による観閲飛行、巡閲の後、観閲官の麻生首相は「航空自衛隊のイラク復興支援活動は国際社会の高い評価を得ている。私自身平成18年8月外務大臣として現地部隊を訪問し、砂塵が舞う厳しい運用環境の中で大変な緊張を強いられるものであることを身をもって感じた。空自部隊は平成16年3月以来4年7ヶ月にわたり大きな事故もなく任務を全うしている。大変素晴らしく、誇りに思う。・・中略・・・私は自衛隊の最高指揮官として諸官と心をひとつにして我が国の独立と平和を守る崇高な使命を果たす覚悟である」と力強く訓示しました。
   訓示に引き続き展示視閲が行われ、移動部隊展示走行はPAC3や移動管制塔等、航空機走行はF-15J,F-2,F-4EJがそれぞれ実施しました。展示飛行は麻生首相がスクランブルのベルを鳴らし、F-15Jが緊急発進を行い、続いてF-2による機動飛行、U125AとUH60Jによる捜索救助展示が行われました。C-130の物量投下は風速制限のため実施せずカーゴドアを開いての航過飛行となり、展示飛行の最後を飾るブルーインパルスは低シーリングのため、編隊隊形をいくつか変更する航過飛行のみで終了しました。