浜松支部ニュース平成21年10月17日



雨の中、ド迫力のサンダーバーズ

 10月17日 エアフェスタ浜松2009が浜松基地で開催されました。今年の呼び物はサンダーバーズのアクロ飛行。快晴の15、16日に行われた事前訓練飛行で前宣伝も十分、本番17日は早朝から陸続と観衆が詰め掛けました。
 ところが天候は2週間中この日だけ雨の予報が的中の不運に遭遇。午前前半は何とかミドルクラウドの状況でF−15、F−2等の展示飛行を行えたものの、サンダーバーズ6機のエンジン始動の頃から雲が厚さを増し、雨がポツリ。ランプの12万観衆が5年前の離陸中止を思い出し始めたとき、離陸が開始され観衆の心配は歓声に変わりました。
 曲技飛行は、ダイアモンド編隊離陸、単機の離陸直後のロールから始まり、下がる雲底と雨による低視界の悪条件下で次々と展示されました。この間、雨傘とカメラを両手に迫力のシーンを撮影しようと試みましたが、ダイナミックさに気を取られ、速さにカメラが追いつけず、脳裏に記憶するだけとなりました。
 編隊は、激しさを増す雨と戦いながら、幾種類もの水平科目を演じ、自分たちの全てを地上の我々に見せたいという熱意がひしひしと感じられました。
 したがって、ついに天候不良によるスタンバイ飛行に移っても、中止着陸の放送があっても自然に拍手が沸いたのでしょう。悪天候の中、4機と2機の絶妙のタイミングの維持や一糸乱れぬ隊形に、頼りになるパワフルで高度な力を持つ友邦の存在を改めて感じたのではないでしょうか。

(小林誠顧問)


                       

雨にも負けずサンダーバーズを待つ観衆 雨中のサンダーバーズ
傘の上のサンダーバーズ 祝賀会(基地司令挨拶)


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