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米軍 最新鋭哨戒機を日本配備へ |
9月15日(土)付のNHK NEWS Webは、「米軍 最新鋭哨戒機を日本配備へ」と報じました。
記事は、「アメリカ軍は、アジア太平洋地域での情報収集能力の強化に向けて、青森県の三沢基地や沖縄県の嘉手納基地で運用しているP3C哨戒機を、来年の後半にも最新鋭のP8哨戒機に変更する方針であることがNHKの取材で分かりました。」と伝えています。
機種更新の理由について、「アメリカ海軍は、潜水艦や艦船の動きなどを監視するため、P3C哨戒機を40年余りにわたって運用していますが、すでに耐用年数を超えており、最新のレーダーを搭載できないなどとして、後継となるP8哨戒機の開発を進めています。」とし、P-3Cの老朽化が原因としています。
P-8の開発の状況について、「海軍の当局者はNHKの取材に対し、「開発は最終段階を迎えており、来年にも初期の作戦能力を獲得し、実戦配備に向けた準備が整う見通しだ」と明らかにしました。
そのうえで、青森県の三沢基地や沖縄県の嘉手納基地を拠点に運用しているP3Cの部隊を来年の後半から再来年の前半にかけて、より高度なレーダーを搭載した最新鋭のP8にかえる計画だということです。」
P-8は、8機製造した試作機による試験飛行が順調に推移しているようです。
P-8の運用については、「アメリカ海軍は、海上の艦船の動きを広い範囲で監視できる最新鋭の無人偵察機「トライトン」を4年後にグアムに配備する計画です。
アメリカ海軍としては、潜水艦を監視する能力が高いP8哨戒機と無人偵察機を合わせて運用することで、海洋への進出を急速に進める中国軍の監視などアジア太平洋地域での情報収集能力を強化していく方針です。」ということです。
しばらくはP-8のみの制限運用となるようです。
また、日本のP-1も現在試験飛行中で、これが量産、正式運用されれば、より強力な布陣が敷かれます。某国潜水艦の動きをつかみ、封じることが期待されます。
日本画独自の対潜哨戒機を開発することに米側が異を唱えるのではないかと心配された時期もありましたが、米側においてそのような動きはなく、データ交換できればそれで良いとのことでした。両機ともP-3Cに比べ、対潜能力は大きく向上しています。加えてマーベリック等強力なウェポンを装備しています。早期の配備を期待したいところです。
関連URLも参照してください。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120915/k10015041581000.html
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