ニュース2011年12月2日

タンク落下は燃料に引火し爆発



 12月2日付のNHK金沢放送局は、「航空自衛隊小松基地のF15戦闘機から能美市や小松市に燃料タンクなどが落下した事故で、タンクの電気系統が原因で気化した燃
料に引火したことで爆発が起きたことがわかりました。」と石川県のニュースで報じました。

 同放送局は、続けて「航空自衛隊は今後はほかのF15戦闘機の燃料タンクを分解して点検することなど再発防止策をまとめ、午後にも公表する見通しです。この事故はことし10月、訓練のため飛行していた航空自衛隊小松基地に所属するF15戦闘機から能美市や小松市の広い範囲に重さ155キロの燃料タンクと模擬ミサイルの翼の一部が落下したものです。
 自衛隊の事故調査委員会が落下した部品を回収するなどして調べた結果、タンクの電気系統が原因で気化した燃料に引火し爆発が起きてタンクが破壊されたことがわかりました。
 これを受けて航空自衛隊はF15の定期点検に合わせてこれまでは行っていなかったほかのF15戦闘機のタンクを分解する点検を行うことなどの再発防止策をまとめ、午後にも公表する見通しです。
 一川防衛大臣は閣議後の会見で「地元の自治体や住民に大変な迷惑をかけてしまい、改めておわびしたい」と述べ、能美市や小松市などにできるだけ早く説明したいという考えを示しました。」と紹介しています。

 また、同放送局は、「事故をめぐっては、小松基地に所属するF15戦闘機の訓練が能美市や小松市の反対を受けて現在も中止されていて、原因の特定に
よって訓練の再開が認められるかどうかが焦点となります。」と締めていますが、先にTBSが報じたとおり、訓練が再開されることを期待したいところです。




詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024355931.html



航空自衛隊発表の資料「F−15機外タンク落下事故に係る調査結果等について」は、こちらをご覧ください。
http://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/houdou/H23/1202.html