航空ニュース2009年12月16日


ボーイング787ドリームライナー初飛行に成功
 ボーイングが開発中の最新旅客機 ボーイング787ドリームライナーの最初の飛行試験機(ZA001号機)が、シーリング2300フィートのオーバーキャストの天候下、現地時間12月15日10時28分に米国ワシントン州エベレットを離陸、初飛行に成功した。ボーイングにとっては、1994年に777−200が初飛行して以来の新型機の初飛行となる。機長は海軍テストパイロット出身のMike Carriker氏、副操縦士は空軍テストパイロット出身でF-22の試験も手がけたRandy Neville氏。離陸重量は177トン、ローテーション速度は140Kts、離陸後、操縦性安定性などをチェックし、基本的な機能や耐空性を確認した模様である。離陸後、2500フィートで操縦性安定性を確認し、フラップ角度を変えながら試験を続行した。初飛行では高度15,000ft以下、速度250Ktsまでのエンベロープに制限されていた。ZA001号機は悪天候にもかかわらず10,000人の観衆の待つボーイング・フィールドに着陸し、無事に初飛行を終えた。787は機体重量の50%以上が複合材で造られており、大幅な燃費改善が期待されている。当初初飛行は2007年後半に予定されていたが、強度上の問題などで大幅に遅れていた。今後は8ヶ月3100時間に及ぶ飛行試験を行い、型式証明を取得する予定である。ボーイングは現在56の航空会社から840機の受注を受けている。、

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http://www.flightglobal.com/articles/2009/12/15/336211/breaking-video.html