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美保つばさ会 世界記憶遺産「舞鶴引揚記念館」を見学


                             H27.11.11

 美保つばさ会 世界記憶遺産「舞鶴引揚記念館」を見学

 美保つばさ会 志賀 孝治 会員から「舞鶴引揚記念館」見学記を頂きました。志賀様、有り難うございます。

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 美保つばさ会は、吉岡 元 会長以下7名で10月23日から一泊二日の旅程で秋の親睦旅行を実施しました。今回は、山陰海岸ジオパークを眺めつつ、ユネスコ記憶遺産に登録された「舞鶴引揚記念館」見学を主目的に計画しました。また、初の試みで、レンタカーを利用してある程度自由度のある行動ができるよう考慮しました。

 米子空港に集結後、山陰海岸ジオパークを東へ向けて移動し、高齢者も多いことから、1時間に1回の休憩を遵守しました。昼食は、皿そばで有名な豊岡市出石(いずし)町の「出石そば」を堪能しました。

 その後、山陰海岸ジオパークの東端である経ヶ岬に向けて北上。第35警戒隊長を表敬し、分屯基地の状況等について説明を頂きました。7名中2名は約30年前に勤務経験があり懐かしく思うと同時に、分屯基地の変化に驚愕した次第です。特に、隣接の田畑だった所に米軍の(いわゆる)Xバンドレーダーが設置されており、経ヶ岬が今まで以上に要衝であることを理解しました。また、途中の官舎では、当時の平屋官舎が鉄筋コンクリートの近代的?な官舎に変わっており時代の流れを実感しました。

 第35警戒隊准曹士先任らの見送りを受け、宿泊地の天橋立を目指して分屯基地を出発し、NHKの朝ドラ「ええにょぼ」で有名になった「伊根の舟屋」を見つつ、丹後半島を一周して、余裕をもってホテルに到着することができました。ゆっくりと温泉につかり、懇親会と2次会で大いに楽しいひと時を過ごすことができました。
 翌朝は、文殊堂に全員で参拝し会員の健康・長寿を祈願。「3人寄れば文殊の知恵」というが、7人で現役3人分に及ぶか?・・・。

 軍港と「岸壁の母」で有名な舞鶴市に向けて出発。舞鶴市は、第2次世界大戦後、国内で唯一最後まで13年間にわたり、大陸から約66万人の引揚者と1万6,269柱の遺骨を迎え入れた、引揚の地です。10月10日にユネスコの世界記憶遺産に舞鶴引揚記念館が収蔵する「シベリア抑留と引き揚げ関係資料」の登録が決定しました。今回の旅行の主目的である引揚記念館に到着。改めて先人のご苦労を痛感するとともに、平和を守ることの重要性を更に自覚しました。

 その後、舞鶴地方総監部に移動し、海軍記念館を見学。基地内売店において海軍カレーの昼食を頂き、帰途に就きました。

 往復600qの長旅であったものの、車中では笑いが絶えず、終始明るい旅行でした。運転中、先輩方の「うんちく」のあるお話に聞き入るばかりでしたが、話の締めくくりは必ずと言っていいほど、健康とボケ、時にはあの世の話、そしてダジャレ。恐るべし後期高齢者!体は動かずとも、口は動く!

 戦後70年、世界記憶遺産登録を機に今回の旅行を計画しましたが、楽しくかつ非常に有意義な旅行になりました。次回も、楽しい旅行をしたいものです。美保つばさ会最年少会員として、どこまででも運転していきます。

       新入会員 志賀 孝治(計画立案及び運転手)記

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