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つばさ会は航空自衛隊の諸行事・諸活動への協力・支援等を行う空自OB組織です。

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「優秀若年隊員顕彰」表彰行事で曹士隊員を激励


                            H30.06.03

 「優秀若年隊員顕彰」表彰行事で曹士隊員を激励

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 平成30年5月10日(木)グランドヒル市ヶ谷において、航空自衛隊連合准曹会の優秀若年隊員顕彰表彰式が行われ、つばさ会から初代航空自衛隊准曹士先任の鹿股副会長、元航空総隊准曹士先任の杉山(重)理事及び木村理事が参加し、受賞者を激励し現役隊員等との親睦を図るとともに、つばさ会に対する理解を深めた。
 本事業は、若年隊員の育成及び上級空曹の指導力向上を図るため連合准曹会が実施している「優秀若年隊員顕彰」事業を協賛し准曹士隊員を支援・激励するものである。あいにく当日は、航空幕僚長及び空自准曹士先任の出張、つばさ会の付属機関であるJAAGA(日米エアフォース友好協会)の懇親会と日程が重なったが、様々な工夫により、行事は円滑に行われた。

 1900から連合准曹会第26回評議委員会の懇親会が開催され、その中で優秀若年隊員顕彰の表彰式が行われた。懇親会は、主催者である連合准曹会会長杉本孝哉准空尉、各支部会長等連合准曹会のメンバーの他、同会最高顧問である航空幕僚副長荒木文博空将、相談役である空幕人事教育部各課長等を来賓として、空幕、連合幹部会、統幕、陸自、海自、米空軍、USO(United Service Organization)ジャパン、防衛ホームから、総勢146名が参加する大規模なものとなった。また、つばさ会正会員でもある宇都隆史参議院議員が、JAAGA懇親会会場から急遽、隊員の激励に駆けつけるハプニングもあった。

 杉本連合准曹会会長、荒木空幕副長、宇都議員の挨拶に続き、航空総隊准曹士先任黒木伴徳准空尉の音頭による乾杯の後、懇談に移った。准曹士主体の懇親会はすぐさま活況を呈し、陸、海、空、米軍、来賓の区別無く、談笑の輪があちこちに出来た。1915頃から来賓等紹介、1945頃から特別功労賞が在任連続2年を超えた支部会長10名に対し授与された後、1950分頃からいよいよ優秀若年隊員顕彰の表彰式が始まった。

 受賞者(功績等は、表を参照)が一人ずつ登壇し、杉本連合准曹会会長と握手、黒木総隊准曹士先任と握手、荒木空幕副長から表彰文に空幕長・空自准曹士先任・連合准曹会会長の署名が加えられたクリスタル盾を受け取り握手、記念撮影、鹿股つばさ会副会長から記念品(つばさ会刻印入りのペン・ケース)を受け取り握手、USO代表から記念品を受け取り握手、統幕最先任荻野浩幸准空尉から握手に忍ばせたコインを受け取り降壇という流れで、式典は会場の熱い視線の中厳粛に執り行われた。

 表彰後、受賞者等全員で集合写真を撮り、全員が降壇しテーブルに戻った後、鹿股副会長、USO代表から挨拶がなされた。




























 鹿股副会長は、受賞者を祝福するとともに「素晴らしい元気な後輩隊員が育っている。後輩育成に尽力している連合准曹会に敬意を表する。部隊の任務遂行は下士官が鍵を握っていると言っても過言ではない。このような活動を継続して優秀な後輩を育てて欲しい。皆さん部隊に帰り、定年が近い先輩がおられたら、つばさ会に入って私たち現役を応援して下さいと一言言って下さい。」と、つばさ会の意義も含めて語った。











引き続き受賞者一人一人から、受賞のお礼や更なる向上表明とともに部隊や活動のPRを織り交ぜた挨拶が行われた。昨年の20分からかなり圧縮されたようであるが、10分程度の熱弁に聴衆から檄も飛び、会場は大いに沸いた。
 
盛大な拍手をもって受賞者がそれぞれのテーブルに戻った後、荻野統幕最先任、在日米軍最先任下士官グリーン最先任上級曹長の挨拶があり、歓談の場に統合・共同の彩りを添えた。2030、連合准曹会副会長安藤信子空曹長の音頭による納杯をもって懇親会は閉会した。



 近郊部隊の空曹が主要な米軍下士官の通訳として日頃の練成成果を駆使していたり、米軍人の間に「Koku-Jieitai 」という呼称がかなり定着していることは嬉しい驚きであり、統合運用、日米共同の成果は、准曹士の集まりの場でごく自然に滲み出ていた。また、懇談の場で海自のある准尉が「海自には全国規模の准曹の会はないので、陸自・空自が羨ましい。いつの日か同じような准曹の会を作りたい」、在日米軍最先任下士官が「日米間の下士官交流はとても重要である。過去20年間にわたる貴重な日米下士官交流の記念アルバムを作るべく、現在写真を集めている。」と語っていたことが印象的である。
 つばさ会として、現場の戦力であり部隊の伝統を継承・発展させていく准曹士隊員に特化した支援の第3回目となる今回は、准曹出身の鹿股副会長、杉山理事がつばさ会代表として前面に出る形をとった。今後益々、つばさ会は自分たちのOB会であるとの意識が准曹士の間に定着し、退官後仲間に加わり一緒になって現役の皆さんを応援してくれることを期待してやまない。

                  (記事:渉外担当理事 木村 和彦)

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