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改正防衛省設置法が成立


                            H27.06.11

 改正防衛省設置法が成立

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 平成27年6月10日(水)、改正防衛省設置法が成立しました。

 維持ドットコムは、「防衛省の内局官僚(背広組)が自衛官(制服組)より優位としてきた規定を改め、両者を対等とすることを柱とする改正防衛省設置法が10日午前の参院本会議で採決され、与党と維新の党などの賛成多数で可決、成立した。戦前に軍部が暴走した反省から定められた背広組優位の規定撤廃で、安全保障政策に関する意思決定の際、専門家である制服組の発言権が拡大する見通しだ。
 国会審議では、背広組と制服組を対等とすることで「文民統制(シビリアンコントロール)が弱体化する恐れがある」との意見が出された。こうした立場から、民主、共産両党などが採決で反対した。」などと報じています。

 時事ドットコムでは、改正のポイントを以下のとおりまとめています。今回防衛相が大きな変革を迎えていることがわかると思います

◇改正防衛省設置法骨子
 一、背広組(防衛官僚)の制服組(自衛官)に対する優位規定撤廃
 一、背広組は政策面、制服組は軍事面で防衛相を補佐
 一、背広組の役割に総合調整機能を追加
 一、自衛隊の部隊運用を制服組の統合幕僚監部に一元化
 一、背広組が部隊運用に当たる運用企画局を廃止
 一、装備品部門を統合した「防衛装備庁」新設

 詳しくは、元記事をご覧ください。

 制服組の責任は一層重くなります。背広組の総合調整機能がどのように機能するのか、関心のあるところですが、お互いの長所を生かし、適切に対応してほしいところです。
 防衛省、または政府から本法案改正の記事がありましたら、またご報告したいと思います。


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