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菅島C−1事故第1慰霊碑移設開眼法要について


                             H27.05.18


 菅島C−1事故第1慰霊碑移設開眼法要について

 東海つばさ会 田中淑智理事から菅島C−1事故第1慰霊碑移設開眼法要についての記事を頂きました。田中理事、有り難うございます。

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【慰霊碑移設の経緯とつばさ会の支援については、支部ニュース・平成27年2月23日「菅島慰霊碑移転支援金のお届け」をご覧ください。】

 昭和58年(1983年)4月19日に、2機のC−1が墜落し14名が殉職された三重県鳥羽市沖の菅島には2つの慰霊碑があります。地元自治会の方々が、各機の墜落現場に建立され、今でも大事に保持されて地元の観光案内にも表示されています。

 法要は、菅島自治会の主催で、5月15日(金)に行われました。

 法要参加者のうち、遺族8家族14名と1輸空隊関係者は、前日14日(木)の基地追悼式出席後、菅島に移動し宿泊しました。 杉山支援集団副司令官、野中1輸空隊司令、OB等(13名)は、宿泊施設の関係から当日朝の市営定期船で菅島に渡りました。

 菅島は、快晴無風のすがすがしい、すばらしい天気になりました。
 9時半過ぎから冷泉寺(島で唯一の寺で、事故発生時からお世話になっている。)で33回忌法要が行われ、その後慰霊碑まで登りました。 慰霊碑は、島の最高峰「大山(237m)」のほぼ頂上近く、標高約200mの2番機事故現場に近い平坦な場所にあります。 通常は登山道を使うのですが、参加者の高齢に配慮していただき、自治会のトラック等で工事用の特別な道路を登りました。漁の無い金曜日(魚市場が土、日曜休みなの で)に法要を設定したとのことで、車両の運転等自治会役員総出で対応していただきました。一時的に下車しなければならない急斜面もありましたが、前日の雨も乾いて おり、慰霊碑まで全経路を車両で運んでいただき、本当に助かりました。

 慰霊碑周辺は、島の方々の手できれいに維持されており、登山道周辺で今でも発見される航空機の部品(握りこぶしくらいの大きさ)が集積されていました。
 移設した第1慰霊碑の開眼法要は、10時半過ぎから冷泉寺住職によって営まれ、引き続き隣接の第2慰霊碑前でも法要が行われました。 法要終了後、逆経路を全員車両に乗って下山しました。

 コミュニティセンターで、自治会の方を含め全員で昼食をとった後、菅島の方々に感謝しながら、13時過ぎの臨時連絡船で島を後にしました。

※つばさ会からは以下の方に参加していただきました。
吉田副会長、野本会員(輸送機パイロット)、新谷会員(輸送機パイロット)、佐藤東海つばさ会副会長(山本機長同期生)、執行会員(山本機長同期生)、堀会員(河 野機長同期生)、小鹿会員(河野機長同期生)

 (記事・写真;東海つばさ会 田中淑智) 

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追記:菅島の地図を添付いたします。上の地図東側に、第1慰霊碑及び第2慰霊碑が描かれています。「菅島 紅ツゲ山とあかりの道コース」


              


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冷泉寺に安置されている2機の位牌


法要は快晴無風。対岸は鳥羽


一人ずつご焼香


第1慰霊碑(09号機)と参加者


第2慰霊碑(15号機)と参加者


菅島自治会の方々と


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