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つばさ会翼揺会


                            H29.05.11

 つばさ会翼揺会 第107回素謡会

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 当会は今年度第4回(通算第107回)の素謡会を、2月18日(土)梅の匂う中野本郷氷川神社で実施ました。
 出席者は10名(宝生2名、観世8名)で、宝生が鶴亀、桜川の2曲、観世が朝長、井筒、隅田川、籠太鼓、小鍛冶の5曲を謡って一日を楽しみました。
参加者は毎回存分に謡いこんで参加されますので、非常に充実した謡会となっています。

 今回は共に大ベテランの紅二点、宝生の岩崎さん、観世の小久保さんと若手の男性、佐藤氏、柴田氏に特に活躍してもらいました。
 岩崎さんは桜川のシテとして、人商人にかどわかされた我が子を求めて日向から常陸の國まで迷い来て、桜川に散りかかる桜の中で思う子に出遭え、喜びに乱舞する母親の役を演ぜら れました。 一方、観世の小久保さんは、隅田川のシテとして、隅田川の大念佛に参る狂女が、乗り合わせた船の中で、回向を受けるのが我が子であることを知って、懸命に念佛を唱えていると、思う子の梅若丸の亡霊が幻のように現れて再会は果たすが、夜が明けると消えてゆく我が子を慕う切ない母を演じました。
 男性の方では、佐藤氏と柴田氏が籠太鼓のシテ、ワキとして登場し、口論して人を殺めて牢に入れられたが、波牢して脱走した夫の身代わりとして入牢させられた妻(シテ)が、夫が見つかるまでは牢から出ませんと、牢舎の鼓を打って慰めながら追及に耐える女の健気さに感じて、入牢させた夫共々に放免する雇い主(ワキ)の役を熱演しました。

 会員の技量は会毎に向上していますが高齢化も 進んできています。新人の確保も中々進みませんので悩ましいところです。
 次回は5月20日(土)同所にて行います。

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堀内 強定 部長