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【入間つばさ会 写真部】
入間つばさ会写真部 「目から鱗が落ちた撮影セミナー」
副部長 若林 弘勝
入間つばさ会写真部恒例の撮影旅行、今年はプロ写真家の指導を受けることにしました。
写真月刊誌「フォトコン」などで知られているプロ写真家 久野 鎮氏が長野県白樺湖のホテルに宿泊して実施している撮影セミナーに、70〜80代のシルバーパワーな部員7名が 10月30日〜31日、1泊2日で参加しました。
撮影セミナーの目標は、「作品創り」と明快です。
30日12時半にホテル集合、休憩する間もなく、程よく紅葉している山麓の撮影現場に案内され、各自撮影開始。講師は、さりげなく参加者の撮影要領をチェック。
撮影切り上げ時「ワァ、きれいという風景的な紅葉を撮っても作品にはならない。」と一蹴。参加者はただならぬ気配を察する。
次に滝のある場所に案内され、各人いつもながらのスタイルで撮影再開。しびれを切らした講師自ら参加者のカメラを手に取り、各人が普段使わない機能を駆使し撮影指導。
曰く「これでは宝の持ち腐れ、金持ちの道楽だ。」と手厳しい。お手本に、何げない情景を切り取り、作品創りを実践して見せた。
左は、講師指導の下に撮影した画像
次の撮影現場は、周りの山々にカラマツの生い茂った日没間近なダム湖で、水面からの風は身を切るほど寒い中、実践指導は続く。
講師は、参加者が殆ど使用しないカメラの機能を使って見せ、モニターに表れるカラマツが鮮やかに橙色に変身、目から鱗が落ちるとはこのことか。
左は、ホワイトバランスの機能を駆使して鮮やかな橙色に変わったカラマツ。
暗くなりホテルに引き上げるが、夕食後もセミナーは続く。講師の撮った以前の画像をプロジェクターで解説しながら今日の反省と明日の撮影現場の予習など、21時過ぎまでみっちり指導、夕食時のほろ酔いも醒める。ホテルのフロントには講師から明朝4時半のモーニングコールが予約されていて就寝。
31日未明5時半、撮影現場の女神湖に到着し、氷点下の世界に早速三脚を立て撮影開始する。シルバーパワーには厳しい寒さだが皆熱心だ。暗闇の中、講師の指導でシャッターを切る。デジカメでは、こんな状況でも撮影可能ということを体験、またしても目から鱗、との声がする。
上は 暗い湖畔でも撮影出来た画像
周りが明るくなり、撮影現場を槍ヶ岳などの展望が素晴らしい峠に移動。
雲海、日の出、紅葉の山並みと、三拍子揃った絶好の撮影条件。相変わらずの厳しい冷え込みで空気が澄み、更に好条件になる。
ここではNDフィルターという撮影機材の出番。
刻々と変わる情景に応じ、同フィルターの使い方の実践指導。これが作品創りかと、ワンランク上のセミナーと実感する。
左は、ハーフNDフィルターを使い上下の明るさをコントロールした画像
陽も上り朝食のため一旦ホテルに戻りセミナーも終盤、ホテル前で全員揃って記念撮影をしてから溪谷に出発。
移動途中でも、これはと思う場所があれば躊躇わず止って撮るのがネイチャーカメラマン流とばかり、青空を背景に絵になる白い雲と紅葉した山というシャッターチャンスに遭遇し、しばし納得のいくまで撮影タイム。
左は、そのうちの1枚の画像
最後の実践セミナーは、溪谷へ。
ここでは目を奪われる程の情景は見当たらなく、作品となる被写体を自分で探せということか。
左は、広角レンズを選んで撮影中に、講師から構図の撮り方をその場で指導を受ける。
1枚の写真を撮るにも細心の注意を払うことを教わった画像
講師行きつけの食事処で昼食をとり、セミナー終了です。
講師の熱の入った指導に圧倒されながら、1泊2日のセミナーもあっという間でした。
デジカメの進化で、誰でも簡単に撮ることが出来るようになり、巷には美しい画像が溢れ、一層オリジナルな写真が望まれ講師からの「平凡は非凡に」との作品創り指導が印象に残る。
目から鱗が落ちる思いも度々、中身の濃い撮影セミナーを受講することが出来ました。
若林弘勝 記
H271105修正