八雲分屯基地創立36周年記念行事に参加して

本文へジャンプ


1 はじめに
  平成25年7月20日(土)、航空自衛隊八雲分屯基地(分屯基地司令 田中 慎吾 2等空佐)において創立36周年記念行事が実施され、事前に申し込んだ来場者158名及び周辺自治体関係者、後援会、OB等が「基地見学ツアー」に参加しました。




2 概要
   「基地見学ツアー」の受付は午前10時に開始され、ツアーそのものの時間は、午前10時30分〜午後1時の2時間30分でした。
  この間、参加者は、
・RF-4E偵察機、UH-60J救難ヘリコプター、U-125A救難捜索機の飛行展示
・ペトリオット、基地警備行動の地上展示
・小銃、拳銃、機関拳銃及び機関銃MINIMIの火器展示  
等を見学するとともに、千歳基地から駆けつけた「千鷲太鼓」の演奏を楽しみました。  
  また、有料ですが、野戦釜で調理したカレーや八雲分屯基地創作メニューの「八雲スパゲティー」の体験喫食もありました。
  その他、来場者には、記念品(空自グッズ)のプレゼントも有り、幸運にも当選した来場者は、八雲分屯基地の記念行事を楽しんでいたようでした。


3 所見(感想)   
  八雲分屯基地は、三沢の6高群隷下でありながら、北海道二海郡八雲町の中心街に位置するという特殊な部隊配置となっています。千歳からも距離があり、地理的に独立した高射隊という特徴を持っています。また、航空自衛隊で唯一滑走路を有する分屯基地です。過去にはF−4の離発着訓練も行われていたと聞いています。この滑走路は今は使われていませんが、自治体の長には、再度復活を望まれる方もおられるようです。実現すれば、部隊・隊員の再配置により町の活性化につながることを期待されているようです。   

  現在分屯基地は、20Fuと23Fuを中核として防空及び災派を中心とした部隊運営を行っています。また各種行事やインターンシップ(中高校生の就業体験)などを通じ、地元と密着な関係を築いています。今回は、諸般の事情により158名の来場者という形での記念行事でしたが、より深く八雲分屯基地を理解してもらうということで面白い試みだったと思います。各隊員もそれぞれの場所で一生懸命接遇や説明に努めていた姿が印象的でした。   
  主要都市からは距離があり、アクセスは良くありませんが、たびたび訪れてみたいと思わせる分屯基地です。皆様も機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください。


                        記事:つばさ会 小野 豊 氏