白山開庁記念日

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2012小松基地航空祭に参加して

 2012年9月23日(日)、小松基地(基地司令 山本 祐一 空将補)において、'12航空祭が開催され、ご招待を受け、ぜひ現役を応援したいと参加してきた。

 小松基地における航空祭は、燃料タンク落下事故を受け、昨年は自粛されたため、2年ぶりの開催となった。 先ず、前日の予行では、ブルーインパルスが飛行隊長は代わってもきっちりとした緻密なフライトを見せた。特に晴天をバックにしたスタークロスでは大きな歓声が上がっていた。


 航空祭当日は、あいにくの曇り空であったが、303SQ、306SQとも、アフターバーナーを焚いての機動や大編隊飛行を見せたり、救難機による展示など小松復活をアピールしていた。  外来機では、百里のRF-4がベーパーを引きながら低空でのデモを見せ、まだまだ現役と主張しているようであった。

 現役との懇談では、この1年間の安全に向けての取り組みについて話を聞く機会があったが、精強と安全のバランスにはかなり気を配ってきたことが伺えた。
 お昼の祝賀会では、県知事や小松市長ほか地元自治体等の長からは小松基地に対する支援と支持の言葉も伺え、良好な関係が今後も期待できるようであった。
 新しい基地司令からは、現下の国際情勢下における小松基地の重要性と地域社会との共存共栄を目ざし、地域住民の皆様との交流を深めたいとの言葉とともに地元自治体に対し支援への感謝の挨拶があった。

 午後からのブルーの展示は、雲高は高いもののところどころに低い雲もあるようで、小松スペシャルともいうべき、水平機動を主体とした第5区分の演技であったが、観客は久々のブルーの演技を楽しんでいるようだった。



 航空祭の合間にJALやANAの民間機が離発着し、各社からフライトの紹介のアナウンスが行われる小松航空祭。ブルーの演技開始も一時、着陸待ちとなったが、ある意味、官民共用する小松らしい光景といえる。観客は、これ等のフライトのほか、地上展示や、モデル撮影会等のイベントを楽しんだようであった。

 個人的なことで恐縮であるが、基地業務群司令森田雄博1佐(B33)と25年ぶりのツーショットを撮っていただいた。
 基群司令が防衛大学校3学年の部隊実習で千歳基地に来られたとき、防衛大学校の学生に対しT-33による体験搭乗を実施したわけであるが、そのとき201飛行隊のパイロットであった私がどうやら乗せたらしく、そのときの写真を見せていただいた。
 ちなみにフライトの印象は、あまり気持ちが良くなかったとのコメントでした。25年ぶりのビフォーアフターという感じである。
 基群司令が手にしているのが右の写真。


                        文及び画像:つばさ会 桃木正幸(B20)