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米国道路事情その2


藤川 壽夫   

1 バイクツーリング
  バイクのレンタルは一般的に4輪車に比し高い。今回は、全米のレンタモーターサイクルの最大手のEAGLE RIDERに依頼した。日本人の仲介会社経由で契約したが、個人契約でも良かったかなと思っている。その差は、不測事態対処のために日本語で対応してくれるものであったが、幸いにしてそのような状態に陥ることが1回もなく ラッキーーではあった。但し、慣れない異国での不測事態発生確率は高いものと想像できるので、転ばぬ先の杖的な考え方が妥当だとは思える。大体の相場は18日間のハーレーFXDLレンタルで一日$110だが保険料、手数料等で$4,500位掛かる。(※個人的に計画している方は、個別にご連絡下さい。)
  コレに日米往復の旅費、ツーリング期間中の日常経費(食費、宿代、ガソリン代等約$100)だ。高いか安いかは色々検討した結果であり納得済みの選択であった。ガソリン代は、無鉛ハイオク1ガロン当たり平均$4程度であり、日本よりは安いかなといったところ。宿は、例外を除きMOTEL6(幅はあるが$40〜65)これに食費(約$30〜50;バイク走行中は余り食欲がノビない?)
  (※Y理事が米国ドライブを計画しておられるようだが、4輪車の場合の諸経費等はコレより安く済むと思われる。)

2 燃費
  バイクの燃費は,思ったより良い!小生のバイク(LOW RIDER1350cc)もそうであるが、高速道路では燃費が大幅に良くなるのである。普通街中走行時の燃費は10KM/L位だが高速時は20KM/Lにも伸びる。今回もそうであることを実感した。

3 速度制限
  一般道路から高速道まで色んな制限速度があり、慣れるまでは相当気を使った! 生活道路やスクールゾーンは、軒並み20MILE/Hであり、それ以外の住宅街でも25,30,35,40,45,50,55,60,65,70,75MILE/Hの5MILE刻みの細かさである。市街地で気を使って走らないと、制限速度の標識を見落としてしまう可能性がある。走行当初は、制限速度でピッタリと走っていたが、慣れるに連れ地元ナンバーの車速に併せ流れに乗ったのは言うまでもない。しかしながら、パトロール中のポリスの気分次第で取り締まられることもあるとのことだから用心に越したことはない。概して日本同様、制限速度+アルファで走行している車が多い。

4 トヨタ車が圧倒的に多い!
  リコール等で叩かれたトヨタだが、走行中で日本車はトヨタが圧倒的に多かった。特に全米でエコ運転、資源を大切に使用との観点からか石油資源も大切に使用とのコンセンサスも庶民の間に高まりつつあり、HYBRID車のトヨタが選ばれているようだ。ニューヨークでもYELLOW CABはHYBRIDのPRIUSを指定したし、ここロスでもそうなりつつあるようだ。昔、20年くらい前までは格好良いホンダが走っていたのを思うと隔世の感がある。それに韓国製のHYUNDAIのロゴがホンダに良く似ており、着実に台数を増やしつつある。でも肝心なミッションやベアリングの韓国技術は無いに等しく、コレがために韓国勢は外国会社との合弁を推進しているようだが、、、?
  日本の車に関する技術力は世界最高峰といって過言ではない。がしかし、台頭する後進国の発展は、日本が米国自動車製造業界を席巻し追い越した如く、やがて追いつかれることは間違いなくその時がやって来る。日本独自の高付加価値の技術開発能力の進展は、国家の命運を賭けたものとなる。その意味でソフトの開発並びに航空工業界及び宇宙開発に大々的に注力すべきであり、その方向性を政府に気付いて貰わなければならない!