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米国道路事情


藤川 壽夫   

1 生活の根源
  米国で生活する場合を考える時、一般的に大都会と言わず田舎の中小都市及び隣の家が数MILEも以上もある田舎とを問わず、移動手段は車が不可欠である。端的に言えば、車が無ければ生活できないということである。
  大都会も近年、地下鉄やモノレール等の軌条走行の網が充実してきたが、庶民の足となっているのは縦横無尽に走っているバスが主力で、そのネットワークは日本の比ではなく、終日営業がザラである。繁華街のバス停にはひっきりなしに着発があり、地下鉄とバスの利用法を完璧に使いこなせば、格安で移動手段を確保できる。
  しかし、田舎ではバスが運行されているのは殆ど無く、自家用の車両が無ければ生活はできない!

2 道路事情
  今回、バイクでロスからシカゴまで主としてHISTORICAL R66を、バイク返却後はGRAYHOUNDを利用してシカゴ、ボストン、ニューヨーク、アトランタ、ニューオーリンズ、サンアントニオ、エルパソ経由でロスに戻ってきた。どちらもハイウェイを走行したが、ハイウェイにも色んな種類があるらしく、主要都市の東西南北を貫通しているインターステイツ、そのネットワークに細かく張り巡らされたUSハイウェイ、さらにローカルハイウェイとあるようだ。詳しく調べていないから種類ごとに管轄が異なるようで道路の維持補修の状態に大きく差がある。日本では考えられないような大きな穴がそのままに放ったらかされていたりして、バイクがマトモに突っ込んだら即死だなと思いつつ、夜間走行しなかったことが正解だったことを改めて認識した。ハイウェイは、交通量から最低2車線、都市部のインター近くでは10車線以上にもなるところがある。その殆どが日本と同じ料金所があるところで大抵の場合、渋滞が発生している。料金は、概ね数ドル程度である。勿論、ハイウェイは基本がフリー(タダ;料金不要)ではあるが、近年道路維持補修費が賄い切れなくなったようで、少額でも徴収することにしているようだ。

3 高速道路の落し物
  一番目に付くのは、大型トラックのタイヤのバーストに伴う、タイヤの破片が道路のアチコチに散らばっていることだ。中には、タイヤの外側そっくりが横たわっている。バイク走行中に、こういうタイヤが目の前で転がって来たらオダブツだなあなんて思いながらコンボイがいるトラックを追い越す時は、全速で至短時間に飛び抜けて行った!それ以外にもホイールカバーや発泡スチロール製のコップや弁当を包んでいた紙、Tシャツや毛布、訳の分からんシート類が落ちている。中でも可哀想だと思ったのは、動物類の死骸が多く見られたことだ。犬、猫、リス、ウサギ、鹿、名前の分からない鳥の類、、、。ぶつかったばかりの死骸や車に何度も轢かれて煎餅のように乾き切った一枚の切れ端となったものまでありとあらゆる生き物があの動物虐待を嫌う米国で堂々とまかり通っている、、、、不思議な思いをした。